「お花のおじぎ」
西出 和代さん (57歳) : [東京都]
お花は命を終えるとき
深々おじぎをするのです
わたしが花びんの水かえを
忘れたこともうらまずに
お花はおじぎをするのです
お花は命を終えるとき
深々おじぎをするのです
明日の朝に清掃の
車に乗せられ捨てられる
さだめと知りつつおじぎする
お花は命を終えるとき
深々おじぎをするのです
一生のぐちもこぼさずに
一生のかなしみ語らずに
ひたすら おじぎをするのです
ひたすら おじぎをするのです
深々おじぎをするのです
わたしが花びんの水かえを
忘れたこともうらまずに
お花はおじぎをするのです
お花は命を終えるとき
深々おじぎをするのです
明日の朝に清掃の
車に乗せられ捨てられる
さだめと知りつつおじぎする
お花は命を終えるとき
深々おじぎをするのです
一生のぐちもこぼさずに
一生のかなしみ語らずに
ひたすら おじぎをするのです
ひたすら おじぎをするのです